お手伝いをさせていただいた事例
夫婦で住んでいた、自宅跡地を手放せず、ご主人の死後は家を解体し、更地の状態で二十年間、固定資産税と除草費用を、払い続けていました。
目次
実施した内容
場所は大宮区、維持費の内訳は毎年固定資産税約60万円と、除草作業12万円でした。
固定資産税(年間)60万円+除草費用(年2回)12万円
72万円×20年= 年間納税金額 1,440万円
72万円×20年= 年間納税金額 1,440万円
毎年、5月に納税通知書が届く度溜息の後に怒りが込上げてきて「今年こそ、何とかしなければ」と強く、決心をするものの、〝あっ〟という間に、また、1年が過ぎ去ってしまう。その繰返しの12年間。
ご相談の際、色々な話を聴き、売却や有効活用等の提案をさせていただきましたが、何度も、決心はされるのですが、やはり、まだ決めたくないと迷われ、話はご主人との想い出話に戻ってしまいます。
(相談の際に、お話ししたことは・・・)
・今迄、いくら固都税を払ってこられたか?
・これからは、預貯金をされたほうが!
・売却した場合の税金・諸費用・手取り額
・空地のままではなく、大切に使ってくれる方へ譲られた方が良いのではないか。
結果、1年ほど迷われた後、ご売却のお手伝いをさせていただきました。
取引の最終日に、残代金全て受領されたお客様の口から「何で、もっと早く売らなかったんだろう・・・」との、一言。
まるで、魔法から覚めたような、晴れ晴れとした表情が、今でも忘れられません。
住宅を取り壊して更地にする際には注意が必要です。
住宅用地の課税標準の特例が適用されない為、
固定資産税が3~4倍になってしまいます。
●住宅用地の課税標準の特例
小規模:住宅一戸あたり、200㎡まで
固定資産税(6分の1)
都市計画税(3分の1)
一般:住宅一戸あたり、200㎡超、家屋の床面積の10倍まで
固定資産税(3分の1)
都市計画税(3分の2)
売却を終えて
想いのつまった大切な土地でしたが、「バブルのときは、高く売れたのよ」と、お客様が良くおっしゃっていました。もしかすると、いつかバブルが戻って来るという期待が、魔法にかかっていた、1つの原因だったのかもしれません。