「田中! 何笑ってんだ!」先生
「笑っていません!」私
高校時代に起きた冤罪(えんざい)事件
垂れ目で締まりのない顔ゆえ
話しやすいのか
何か役に立ちそうと
思っていただけるのか
老若男女・国籍問わず
良く声をかけられます。
法務局ではフィリピンの女性に道を聞かれ
スーパーではお年寄りに売り場を聞かれ
そして最年少は、イオンモールで
3歳ぐらいの男の子から
「ママがいないの...」と
指の先をいきなり握られまれました。
上段の本を物色していた私は
指先の感覚に驚き、下に目を向けると
男の子が私の顔を見上げていました。
「大丈夫・大丈夫」と
すぐにしゃがんで目線を合わせると
男の子は少し涙目です。
近くにいた店員に声をかけ、
事件の説明と応援要請
児童誘拐の冤罪事件を回避してから
こどもの手を握り、一緒にママを探します。
「どっちから来たの?」「家族で来たの?」
と話しかけながら
顔もわからないママを一緒に探していると
前方から小学生ぐらいの女の子が走ってきて
それを見つけた男の子は、私の手を振り払い
一直線に女の子に向かって走っていきました。
合流した2人の様子を遠目に見ていると
女の子はお姉ちゃん
なにやら、ママも心配していたと
男の子は叱られている様子です。
瞬く間の出来事でしたが、
男の子は無事ママのもとに戻って行きました。
牛に引かれて善光寺参り
きっと涙目の男の子には、おじさんの私が
“つかわしめ” の猿にでも見えたのでしょう...
めでたしめでたし。
追伸
似顔絵を“ほていの焼き鳥缶”風のタッチでお願いした
パンフレット気に入って配布しています。
188回) #つかわしめ #迷子 #お役立ち #不動産工房うらわ #不動産売却