

#不動産取引と人の人生
査定編(その①)
不動産の取引を「人の一生」に例えると
いろいろなドラマがあり、
意外としっくりきます。
不動産査定を人生に例えたら
ちょっと悲しいけれども、ちょっと笑えてきた話
あなたの家、今どんな「人生」を
歩んでいますか?
「査定額ってなんであんなに差が出るんだろう?」
と思ったことはありませんか。
実は、不動産の評価ポイントを人間に例えると、
驚くほどしっくりくる...というか、
ちょっと笑えてくるんです。
「この家、いくらになりますか?」と聞かれたとき、不動産のプロは家の「人物像」を頭に思い浮かべています。
若い?器量よし?持ち物はいい?
そんな視点で読むと、査定がぐっと身近になります。
査定の6大ポイント・人生に例えたら…
- ①建物の築年数は、年齢そのもの
築浅の戸建て = 若さ・フレッシュさ
築5年の家は転職市場でいう「第二新卒」。
フレッシュさが武器で、
多少のポテンシャルだけで高評価がもらえます。
一方、築30年を超えた家はベテランの域。
経験値は確かでも、「リフォームしてますか?」という一言が、
健康診断の結果を聞くような重さを持ちます。
そう、どんな家も時間には勝てない。
だからこそ、「よく手入れをされている」の一言が査定の際に心をぐっとつかむのです。
因みに私を建物に例えると築59年の旧耐震建物です。
でも建物には建直しという第二の人生があります。
- ②立地・エリアは、器量や生まれ
立地 = 器量・生まれ持った運
「駅近・南向き・閑静な住宅街」は、
持って生まれた美貌と家柄の良さを兼ね備えた存在。
努力ではどうにもならない圧倒的なアドバンテージです。
逆に「駅徒歩20分・北向き・国道沿い」の家は、
どれだけ内装を磨いても、
お見合い写真の第一印象で少し損をする人生を歩んでいます。
立地は変えられない。
これが不動産の世界で「先ずは立地」と言われる最大の理由です。
人生も不動産も、生まれた環境の影響は大きい。
でも、南向きを好むのは日本人特有です。
昨今の夏は尋常じゃない暑さの為、南向きを避けたり、駅から遠くても広い土地が好まれたりと個性が求められることもあります。
- ③不動産の広さ・土地面積は、資産力・器の大きさ
広さ = 資産力・懐の深さ
広い家はそれだけで圧倒的なポテンシャルを持っています。
「ちょっと古くても、土地が広ければ…!」と目を輝かせる買い手は後を絶ちません。
お金持ちの家の子どもが少々頼りなくても「まあ将来は…」と期待されるのと構造が同じです。
土地の広さという「器の大きさ」が査定額の土台になるのは否めません。
ただ、地域によっては土地の広さが大きくなると売りずらく坪単価が安くなってしまうこともございます...
- ④設備・仕様は、学歴・スペック
設備 = 学歴・保有資格
オール電化・床暖房・太陽光パネル・食洗機完備——これはまるで「東大卒・TOEIC900点・宅建持ち」のような輝かしいスペックです。
見た瞬間に「あ、この人(家)なら間違いない」と感じる安心感があります。
ただし、設備は劣化します。最新設備も10年経てば「昔は良かったんですけどね…」という話になりがち。学歴も大切だけれど、それだけで一生食えるほど甘くないのが世の中の現実です。
- ⑤内見は、お見合い・初デート
内見 = お見合い・合コン
内見は完全にお見合いです。
買い手は「実際どんな人(家)なんだろう」とドキドキしながら訪問し、売り手側は「よく見せよう」と朝から掃除に励みます。
カーテンをクリーニングに出したり、観葉植物を飾り、芳香剤を炊く。
これはもう、合コン前の全力コーデと同じです。
そして内見後に「もう一度来てもいいですか?」と言われた日には、
気に入っていただけたのでは...「次のデートのお誘い」に安堵します。
- ⑥成約・契約は、結婚・永遠の誓い
成約 = 結婚・一生の決断
「買います」の一言は、まさにプロポーズです。何度も内見を重ね(デートを繰り返し)、ローンの審査を通し(家族の承認を得て)、ようやく契約書にサインをする。
重要事項説明書を読みながら「こんな細かいことまで…」と目が泳ぐ姿は、婚姻届の書き方を間違えないようにドキドキしている花婿花嫁と完全に一致します。
そして引き渡しの日、鍵を受け取るその瞬間——「よろしくお願いします」と頭を下げる買い手と売り手の姿は、まるで結婚式の誓いのような清々しさがあります。
ただ、家も人もトータルで見てもらいたい
若さ(築浅)があって、器量(立地)が良くて、資産力(広さ)があって、学歴(設備)も高い...そんな完璧な物件はそうそうありません。
でも、そういう家でなくても、丁寧に暮らした痕跡、手をかけてきた歴史は査定の時には見逃したくない点です。
あなたの家も、あなた自身と同じようにスペックだけでは語れない、その人(家)らしい魅力があるはずです。
まずは査定からはじめてみませんか。家の「人生」を、一緒に振り返ってみましょう。
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