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日々のブログ

2028年10月17日 #高野山

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  • 研修帰りの寄り道は、高野山・奥之院へ。
    弘法大師に会いに行ってきました
    大阪での研修を終えて、せっかく大阪まで来たのだからと、和歌山へ足をのばしました。

    寄り道の目的はひとつ。
    高野山の奥之院で、弘法大師に会いたかったのです。

    「会いたい」なんて、ちょっと大げさに聞こえるかもしれません。
    でも奥之院では、弘法大師は今も御廟で祈り続けていると信じられ、毎日お食事が運ばれているそうです。

    高野山へ向かう前の晩。
    前夜のお楽しみ、和歌山ラーメン。
    和歌山に来たら、やっぱりこれです。
    茶色く澄んだスープに、どーんと並んだチャーシュー。

    そして真ん中には、ピンクの花形のかまぼこ。
    この、ちょっと可愛いかまぼこが和歌山ラーメンらしさです。

    豚骨醤油のスープは、見た目ほどしつこくなく、するする飲めてしまう危険なおいしさ。

    チャーシューを一枚食べるたびに「あと何枚あるかな」と数えてしまう自分がいました。
    研修の疲れが、スープと一緒にほどけていきます。
    明日に備えて早く寝よう。
    そう思いながら、スープはほどほどに...

    高野山の朝は、喫茶店から

    朝に立ち寄った喫茶店

    翌朝、高野山に着いて立ち寄ったのは、古民家の趣がある喫茶店。

    見上げると太い梁が組まれ、窓からは朝の光がたっぷり差し込んでいました。
    棚に並ぶ焼き物の器も、どれも味わい深いものばかり。

    窓の外のベンチでは、参拝の方たちがのんびり朝の時間を過ごしています。
    高野山の朝は、こんなふうに静かに、ゆっくりと始まるんだなと感じました。

    ついつい手が伸びる、焼きまんじゅう

    食べ歩きした焼きまんじゅう

    喫茶店を出て、町を歩けば食べ歩きの誘惑がいっぱい。

    先ずは、焼きまんじゅうをいただきました。
    香ばしく焼けた皮に、やさしい甘さ。
    「ひとつで我慢しよう」と思っていたのに、気づけばもうひとつ手に取っていました。
    これから3時間歩くのだから、エネルギー補給です。

    きっと弘法大師も、「食べておいた方がいいよ」と言ってくださるはずです。

    お坊さんの3時間ガイドで、いよいよ奥之院へ。

    今回は、お坊さんのガイド付きで3時間かけて巡りました。
    正直、3時間と聞いたときは「足、もつかな……」と少し心配でした。
    でも始まってみると、あっという間。
    お坊さんの説明がとても分かりやすく、難しい言葉もかみくだいて話してくださるので、弘法大師がぐっと身近な存在に感じられました。

    遠い歴史の中の偉い人、ではなく、
    「この道を本当に歩いた人」
    「今もここにいる人」。
    そんなふうに思えたのは、お坊さんのお話のおかげです。

    光、風、水、そして苔とキノコ

    苔とキノコが寄り添う高野山の木々

    参道を歩いていると、五感がひとつずつ目を覚ましていくようでした。

    杉の巨木のすき間からこぼれる光。
    頬をなでる風。
    どこからか聞こえる水の音。

    木々の緑はしっとりと深く、苔むした石からは、何百年という時間の重みが伝わってきます。

    ふと足元を見ると、古い木の根元がふかふかの苔に包まれていました。
    その苔の中から、オレンジ色の小さなキノコがひょっこり顔を出しています。

    大きな木が根を張り、苔がそれを覆い、キノコがそっと寄り添う。

    誰が主役というわけでもなく、みんなでこの森をつくっている。

    しゃがみこんで夢中で写真を撮っていたので、周りからは落とし物を探している人に見えていたかもしれません。

    参道の両脇には、数えきれないほどの墓碑や供養塔が並んでいます。
    歴史の教科書で見た戦国武将や大名の名前も、あちらこちらに。

    はるか昔から、どんなに大きな力を持った人も、最後は「救われたい」と願ってここに祈りを求めてきた。

    そう思うと、権力者もわたしたちも、根っこのところは同じなんだなと、少しほっとするような気持ちになりました。

    そしてここは、亡き人を慕い、想い、祈りをささげる場所でもあります。

    大切な人を想う気持ちが、この森にずっと積み重なってきたのだと思うと、空気そのものがやさしく感じられました。

    あの木と苔とキノコのように、たくさんの命や想いが、ここでは寄り添い合って共存しているのかもしれません。

    おわりに

    研修帰りの、ちょっとした寄り道のつもりでした。
    でも振り返ってみると、この寄り道こそが旅の本番だったように思います。
    光と風と水、木々の緑と苔むした石。
    そして、弘法大師に「会えた」と感じられた時間。
    また疲れたら、あの苔とキノコに会いに行こうと思います。

    もちろん、和歌山ラーメンと焼きまんじゅうも忘れずに。

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