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2019年9月19日 #不動産売却(近隣)

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  • 3 不動産売却(近隣)

    第3回 不動産よろず話

    不動産売却
    買主は、おそばに居ます。

    ブログをご覧くださりありがとうございます。
    不動産工房 うらわ 田中 です。

    はめまして不動産売却をされる方は、
    販売の方法や
    不動産を購入される方のイメージなどが、
    なかなか浮かばないのではないかと思います。

    ネットでの情報公開が主流となっている
    今だからこそ、見落としてしまう、

    実は、
    物件に詳しく、
    購入意欲の高い買主が、
    あなたのおそば(蕎麦)に居ます。

    (その購入者の目的は、)
    「子供夫婦を隣に住まわせたい!」
    「高齢の親を近くに呼び寄せたい!」
    「土地を買い足して、手狭になった家を広くしたい!」
    同マンション内の賃貸人からは、「家賃がもったいないから購入したい!」
    「将来土地売却を考え、隣地を購入してお行きたい!」

    など、

    ピンポイントで購入を検討したい方が、
    実は、すぐそばに潜んでいる場合がございます。

    万一売りに出たらという思いを持って、
    物件が売に出るのを待ってはいるのですが、

    そうは思っていても「お隣を売って欲しいと」声をかけるのは、
    失礼になると思い、買主側から声がかかるのは稀です。

    また、隣家や同マンション内にお住まいになっている方は、
    周辺環境や、地域の風習、マンションの管理状況などを
    熟知している為、ご結論が早い利点もございます。

    (過去の事例)
    ・近くの賃貸に住んでいる息子の家を隣に建てたい。

    ・地方に住んでいる一人暮らしの母が心配な為、同じマンション内で売物件を探していた。

    ・庭が狭く、陽当りが悪い為、土地の一部を売って欲しい。

    ・現在同マンション内に賃貸で住んでいるが、住みやすく子供に仲間も増えて気に入っている為、
    同じマンション内で売り物件を探していた。

    ・隣地を購入することで、現在所有している土地の形状が良くなる為、将来の売却も視野に入れ購入したい。

    なかには、告示事項のある物件をご承知の上、購入いただいたこともございます。

    (物件に告知事項があったケース)
    ・殺人事件が50年ほど前起きており、当時の新聞にその事件が載った土地を、
    お隣の方にご購入いただいたケースがございます。
    建物は既に取り壊しており、更地の状態でしたが、もちろん事件についてはご承知されており、
    重要事項説明書にも記載いたしました。

    ・弁護士からの案件では、建物内で孤独死された中古戸建物件を、
    ご子息様の家を建てる住宅用地として、ご購入いただいたケースもございます。
    もちろん告知後、重要事項説明書にも記載いたしました。

    但し、お声がけをされる際には、ご注意いただきたい点もございます。

    価格の設定について・・・・
    諸条件の内容について・・・・
    購入される方の資金内容の確認・・・・
    お声がけのタイミングと、今後のスケジュールについてのご理解・・・

    ①価格設定について
    一般に売りに出される前に隣地や同マンション内の方へお声がけする際には、
    価格設定については特に注意が必要です。

    お隣だから、顔見知りだからと「手ごろな価格で譲ってくれるのでは、」という
    過度な期待を相手が持たれるケースがあるからです…

    その為、査定書などで売出価格の根拠が示せるよう準備しておくことをおすすめ致します。

    ②諸条件の内容について
    建物を壊して更地にして、引渡しをされるお考えか、
    購入者が買ってから、ご自身の責任と負担において解体をして頂くお考えか、
    建物の不具合がある場合は、修復後の引渡しか、承知の上購入して頂くお考えか?
    こちらの考えを事前にまとめてから、相手と打ち合わせすることが肝心です。

    ③購入される方の資金内容の確認
    相対でお話をされる場合など、
    購入者のご年収や職歴など住宅ローンの審査が通る属性であるのかを、
    直接お聞きするのはなかなか難しいものです…

    住宅ローンの申込後、融資審査に時間がかかっている場合や、万一否決されてしまった場合は、
    購入自体が出来なくなってしまうからです。

    ④お声がけのタイミングと、今後のスケジュールについてのご理解
    お隣だから、顔見知りだからと「他には声をかけないでいてくれるだろう」と、
    相手が誤解されたまま、ゆっくり検討がなされてしまい、
    どんどん時間が経過してしまうケースもございます。

    その為、ご紹介後にご検討に時間がかかる場合を想定して、
    こちら側の販売スケジュールをご紹介の際に相手にお伝えしておくことが重要です。

    A:お隣(同マンションの住人)なので、真っ先にお声がけをさせていただいた事
    B:いつまでに売却をして、現金化したい旨の、こちらの事情について
    C:ご紹介後、○○日迄に、ご返答をいただけない場合には、
    他の人にも物件情報を公開して販売をしていく考えがある事など、
    こちらの売却スケジュールを最初にご理解を頂いておくことをおすすめ致します。

    また、お隣同士だからこそ
    お声がけするのを躊躇されてしまうことや、
    「売却する事をお隣には知られたくない!」
    「お隣だけには売りたくない!」
    「お隣は、お金がないから絶対に買わない!」の思い込み
    など、いろいろなケースの販売経験しております。

    近しいからこそ

    仲人を介在させてお話をするケースがいい場合もございます。
    隣地へのお声がけや、同マンション内へのお声がけなどは事前の
    お打合せが重要ですので、
    お役に立てることがございましたら、お気軽にご相談ください。

    写真は、栃木の出流山にある
    「そば処 さとや」さんの一升蕎麦です。
    キレイなお蕎麦でお汁も美味しく、いつも海老しんじょうと
    日本酒を一杯いただきます。

    「年越し蕎麦」と合わせて、
    昔は、「引越し蕎麦」を近所に挨拶代わりに配る風習が
    ございましたが、
    これには、
    あなたのお蕎麦(おそば)に、ほそく・長く
    との意味合いもあったようです。

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