「見ての通りベテランです」 はじめてご挨拶をさせていただく際そう言って名刺をお渡しします。 すると「確かに・・・」「なるほど・・・」「そうね・・・」   是非、いろいろなお話をお聴かせください。  不動産工房うらわ


第2回 不動産よろず話
空家・空地売却は
思い出との葛藤…


ブログをご覧くださりありがとうございます。
不動産工房 うらわ 田中 です。

不動産を売却されたM様のお話です。


「なぜ、もっと早く売らなかったんだろう…」

これは、
20年間、空地を更地のまま所有し続けていたM様が、
お取引終了後に、
ポツンとつぶやかれた、一言です。


約70坪の土地を維持するため
年2回業者による除草作業、
毎年の固定資産税が、年間60万円程、

これを約20年間支払い続けておいででした。
60万円×20年間≒1,200万円(20年間の合計納付額)


納税通知書が届く5月が近づくと
毎年憂鬱になり、
今年こそは売却しようと決心をするのですが、
納付を済ませると気持ちが冷めてしまい、


そうこうしていると
あっという間に、
また納付の時期になってしまう
この繰り返しの20年…


M様は、ご主人と住んでいた大宮区に、
その、70坪程の土地を所有しておりました。

ご主人が亡くなられて、
現在の鶴ヶ島市に引っ越して来たのが約20年前
建物は、その時に解体したのですが、
ご主人様との思い出がある為、
なかなか、
売却の決断が出来なかったようです。


M様は、ご高齢の女性でお子様がいらっしゃらず、
身内は、ご主人様方の弟様がお一人、
その弟様も一緒に、
今後の事についてお話をしましたが、



翌日になると「やはり売却は考え直したい」と、
また、しばらくすると「もう一度相談をしたい」と
その繰り返しが続きました。


ある時には、
10時にご自宅へ呼ばれ、
12時に、お昼をご馳走になり、
3時には、お茶とケーキをご馳走になり、
お話が終わったのが5時になってしまった事もございました。


M様は、
土地の維持費が無駄である事、
これから先、収益物件や土地を貸すなどの利用計画が自分には無い事、
売却後の現金を将来老人ホームの入所費用に充当することなど、
十分理解されているのですが、


ご主人様との思い出を失う葛藤
苦しんでおられました。


いろいろなお話をされて、
ご自身の考えがまとまり、ご売却をされたのですが、

決済(所有権移転・残金受領)が終わり、
私と義弟の方に、ポツンとつぶやかれた一言が、
「なぜ、もっと早く売らなかったんだろう…」です。

まるで、悪い魔法が解けて、
吹っ切れたように笑っておられたM様がとても印象的な
お取引でした。


住宅を取り壊して更地にする際には注意が必要です。
住宅用地の課税標準の特例が適用されない為、
固定資産税が3~4倍になってしまいます。

●住宅用地の課税標準の特例
小規模:住宅一戸あたり、200㎡まで
固定資産税(6分の1)
都市計画税(3分の1)

一般:住宅一戸あたり、200㎡超、家屋の床面積の10倍まで
固定資産税(3分の1)
都市計画税(3分の2)


また、写真は、
5年前から通勤する電車の車窓から見え、
気になっているアートのようなお家です。

これからの時期は、家全体が紅葉して
冬には、家の姿が現れます。

そして、春には新緑が芽生え始め
夏には写真のような姿になります。

きっと、
ご所有されている方もいろいろな
思いがあるのではないでしょうか、
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